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子連れ再婚な私と年下主人・・・2007年夏から書きためた結婚準備日記です♪さらに結婚後のシアワセ生活をつづります♪気の向くまま書いているので・・・コメント返せないこともあります♪あしからず♪


by morikae

あの日のこと・・・・

2000年12月22日。
その日の夜のこと、私は一生忘れることができないでしょう。

深夜11時。その日は実家に親子3人で泊まっていました。
「大変だ!!」「ちょっと、ママ、見て!」・・・
その声にびっくりしてAyaneを見ると・・・
Ayaneがけいれんを起こしてました。「大丈夫さ」を繰り返す父。
「どうしよう」おろおろする母。

Ayaneの顔つきをみると完全に意識を失っており
おまけに舌を噛んで口からうっすら血が流れていました。

・・・ただごとじゃない・・・・

直感でそう思った私は「救急車を呼んで!すぐ!」
と叫んでいました。

救急車で搬送させた総合病院にはたまたま小児科の先生はいらっしゃいましたが
一向にけいれんのとまらないAyaneに大分苦戦していたようです。
あの手この手と薬を使い・・・

40分後やっとAyeneが運ばれてきました・・・
モニターのコードだらけになって・・・あちこちに点滴の針をさされて・・・
「Ayane・・」
私の声かけにも全く答えず・・・
裸同然にされ、紙おむつをされてるAyaneの姿・・・
その姿にショックで・・・

でも、そのときにはこれから私達親子に降りかかってくる重大な出来事の
ほんの前哨戦ということに
当時の私は・・・全く気づかなかったのです。
・・・・・Ayaneの意識は一向に戻らず・・・・・
担当のドクターが苦しそうに言いました。
「このままでは、脳がどんどんむくんでしまい、呼吸中枢を圧迫して死にいたります。
つらいですが、脳を萎縮させるお薬を使いましょう。」
もう、Ayaneが死んじゃう・・・それを避けるためならばなんでもしてくれ!という
気持ちでした。
・・・その薬を使って命を取り留めること・・・
それが「脳に重い障害を残すこと」とイコールだということには私は
まだ気づいていなかったのです。

点滴でAyaneに薬が投入されました。

しかし・・・Ayaneの意識は一向に戻りません。
Ayaneの笑顔が何度も何度もフラッシュバックしました。
まーるい顔をくちゃくちゃにして笑うAyane。
「お目目がちっちゃいよ~」とからかうとわざと目をぱっちりあけておすましポーズをしたこと。
2歳年上の兄を呼び捨てで呼んでたこと。
負けず嫌いで、オムツは3日でとれ、お箸を3歳で使いこなし、
自転車にも乗れるようになってたこと。
「大きくなったらモーニング娘。になるんだ~」と言って
♪ラブマシーン♪をよく歌っていたこと。
早くお兄ちゃんと幼稚園に行きたくて予定より早く3年保育で幼稚園に通い始めたこと。
幼稚園でお友達と駆け回っていた元気な姿。運動会や遠足でぴょんぴょん跳ねていたこと。
「シンデレラ」のお話が大好きでいつもお城とシンデレラの絵を描いていたこと。
幼稚園の担任のR先生が大好きでいつも甘えていたこと。
あの日、けいれんを起こす前に「・・・ママ」とうつろな目で私を見つめていたこと。


そんなごくごく普通の元気な娘Ayaneが・・・

一夜にして

「重度障害児」になりました。

つづく
by morikae | 2008-06-03 19:46 | 子供達のこと